犬の症例

犬の骨折が治るまでのレントゲン画像


↑骨折直後(前肢の骨が2本とも折れてしまっています)

↑骨折4週間後(スクリューを2本残して抜去しました)


↑骨折9週間後(上にある橈骨が完全に癒合したのでプレートを抜去しました)


↑骨折9週間後(橈骨が癒合しプレートが抜去されています)

小型犬によく発生する橈尺骨骨折は治りが悪い場合があり、治療中や治療後すぐの期間に再骨折や癒合不全などが発生しやすい治療の難易度が高いタイプの骨折です。
治療法には「プレート法」「創外固定法」「髄内ピン+外固定」などがあります。

折れているからといって足を使わないと骨が脆くなりスカスカに細くなっていきますし、足に掛かる負担が大きすぎると固定が破綻したり再骨折してしまいます。

小型犬の骨は折れると大変ですので、くれぐれも落とさないように気を付けてください。