ヘビの症例

ヘビの総排泄腔脱

このところ、当院へ爬虫類の診察のお問合せや診察を希望されて来院される方が増えてきています。ヘビ、カメ、トカゲ、トカゲモドキ、ウーパールーパー、カメレオンなどなど。

色んな種類がいますし、飼主さんからいろいろ教えて貰い面白いな~と思いながら診察してます。

爬虫類は好き嫌いがヒトによってはっきり分かれる生き物です。しかし、世の中には熱烈に爬虫類好きな方も実は結構多く、スネークセンターでニシキヘビのヘビ巻き体験が大人気だといいますし、気づいていないだけで意外と実は好きな人も多いのではないでしょうか?!

今回淡路島から来院されたのは、ジャングルカーペットパイソンの男の子でした。

↑ヘビさん(ジャングルカーペットパイソン)の画像です

昨日から、お尻から腸が出ているとのこと。

↑ヘビさんの画像です。総排泄孔から何かが出てきています。

よく観察してみると、総排泄孔脱という状況でしたので、綿棒で出てきているものを押し込んでおくと数日で出てこなくなりました。

押し込んでもすぐに出てきてしまう場合、1糸縫合して、1週間後に抜糸する方法を行うこともあります。